先日大学時代の先輩のブログを読んでいたら「自分が子供のころ大好きだった漫画は『がきデカ』だった」と書いてありました。
これ1970年代に少年チャンピオンに連載されていた山上たつひこ作のギャグ漫画で、野球漫画の「ドカベン」と並んで当時もっとも人気がありまして、
こまわり君という一風どころか二風三風変わった少年を主人公に家族やクラスメイト、果ては愛犬までがおりなす珍騒動を描いており、
ワタクシの友人たちはこまわり君の「死刑」ってポーズを決めていたんですが、実はワタクシはというと「がきデカ」は苦手だったんですね。
あの「これでもか!」ってくらいのナンセンスギャグがくどいんですよ。しかもストーリー的に前後と関係性がない突発的ギャグを連発されても共鳴出来ませんで、
それと同時期に少年チャンピオンで連載してた鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」も同じテイストなので、ワタクシはライバル誌の少年ジャンプを愛読しておりました。
ただ先輩が「山上たつひこは大阪出身だから京都出身の自分と波長が合う」と書いてあったので、な~るほど!と納得したんですね。
たしかに「がきデカ」は吉本新喜劇のノリであり、一方ワタクシはアホの坂田みたいな大阪コテコテギャグが肌に合わない性質だからです。
それで山上たつひこは大阪のどこの出身なんだろう?と思って調べてみたらところ・・エッ?となったんですよ。
なんと山上たつひこは「がきデカ」執筆時は上京していて、その住所ってのが東京都○○区だったんですが、それ・・ワタクシが生まれ育った場所だからです。
さらに調べていくと山上たつひこのエッセイに行き当たり、「××駅から真っ直ぐ□□小学校まで来ると交番があって・・」という記述に目が釘付けになりました。
そう、そこは中学校までのワタクシ住んでた場所でして、なんと叫べば聞こえる距離内で「がきデカ」が描かれていた事が分かったんです。(続く)
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